書評

売上を上げたい社長さんに読んで頂きたい本「0秒経営」

メガネスーパー社長の星崎尚彦さんが書いた経営指南書が面白い。
安売りが得意なチェーン店に引っ張られ、価格競争に参加したが為に赤字に転落し、倒産寸前の所から9年ぶりにV字回復させた男の物語がアツイのです。

星崎尚彦さんは、三井物産を退社後、スイス「フラー・ジャコー」、イタリア「ブルーノマリ」、米国「バートン」の日本法人トップを務め、アパレルメーカーの「クレッジ」の経営再建では1年半でV字回復を達成させた後、2013年6月、メガネスーパーの再建を任され、16年に同社9年ぶりの黒字化を果たすのです。

このようにして、メガネ業界を全く知らない所から、業績を回復させた方法として、先ずはじめた行動は、社員の話を聞く所から始まったそうです。

仕事はもちろんの事、私生活からたわいもない話まできちんと聞いて、その人となりを把握してから適材適所に指示を出していったのです。

参考動画として、YouTube講演家 鴨頭嘉人(かもがしらよしひと)さんの「簡単で超効果的!コミュニケーション下手でも出来る『相手の話を聴く』」がとても分かりやすいです。

それまでの社員は、自分自身を守ることで精一杯で、自ら動く事をしない「指示待ち人間」をどのようにして問題点を自ら考え出し、その答えを追い求めて行くのかを、先ずは自ら動く事で証明させて、納得させてからまた改めて説明したそうです。

まさに日本の海軍軍人連合艦隊司令長官「山本五十六」さんの名言にある通り

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 

でありながら、天狗にならず謙虚であれと言う事も説いています。

 

社長と言うポジションにつき、社員たちに指示命令することに慣れると、勘違いする人間がいる。自分は人より優れている、秀でていると言う勘違いだ。
事実は逆だ。社長が社員に学ぶのだ。そこにいるのは、自分が持っていない能力や経験を持った人間たちである。

 

この章は上司になるにつれ陥りやすい部分でもあるので注意したい所です。

本書にもある通り、やる気のない社員が多い。。いや、日本国民全体が陥っている状況と同じだと思った。

私の会社の新入社員などを見ていると、今の若い子の特徴として「やる気」がある子が多いと思う。

それをうまくコントロールできれば、会社が良くなり、日本経済もよくなると思う。

そのためには成功体験を積ませてあげると言う環境が、あまりにも少ないと思うのも事実。(成功体験は青春時代に培っておくべきものだが、今の若い子は少ない)

まさに、その方法を本として実践を交えた解説が、読むほどに面白く感じました。

なので、まずは中小企業の「売上に悩む社長さん」に「0秒経営 組織の機動力を限界まで高める「超高速PDCA」の回し方」と言う本読んで頂きたいのです。