人生100年時代の資産設計

生活はお金を儲けてナンボの世界

money

給料を上げるには付加価値を上げる事です。
商品価格の中には、給料が含まれているのでまずは粗利を取れるかどうかが勝負になりますので、仕事を取りたいがために値引きをすると、ジワリと自分の首が締るという事に繋がります。

すなわち付加価値を上げるとは粗利を確保する事です。

経営戦略ミスで給料が上がらない?!

経営戦略のミスから、給料が減額されるのはたまったものではありません。

日本人の給料が上がらない原因の多くは、この経営戦略ミスによるものです。

平均給料は1997年の467万3000円をピークに下がり続け、1997年から2016年までの19年間で、先進7カ国では1割以上もの上昇しているものの、日本は1割以上も下落しているのです。

中でも30~40代の給料が最も下がり、一番お金が必要な時期だから問題は深刻です。

その最もたる原因は物価が下がり続けていると言う所にあります。

その商品代の中には「あなたの給料」が含まれているのをご存知でしたか?

それを考えると、売り手側としては、なかなか値引きをして物を売りたくないものです。

消費者的には「安くて良い物」を買いたいのは当然ですが、安いと言う事は結果的に材料費や人件費などを低く抑えていると言う事で、そのような条件ではなかなか良い商品は生まれてきません。

これは、売り手側に問題であって、消費者には全く関係のない所ですが、それを上手に折り合いをつけるのが「交渉」と言うものです。

でも、この交渉と言うものを、めんどくさく感じる人が多く顧客を獲得する為に、簡単に値引きをしてしまうのです。

その背景には「顧客獲得ノルマ」があるのですが、ノルマを達成しないと、会社でドヤされる上、自分の成績が上がらないと言う現実があります。

ですが、ここは本質をしっかりととらえておく事が重要で、これこそが最大の問題点で、薄利多売を量産してしまう原因なのです。

だから現場の人間はしんどくて給料に見合った労働ではなくなってしまうのです。

これは会社の戦略的な問題でしかありません。

モノが売れない原因

大手ショッピングモールなどに入っている店舗や商品が同じようなものばかりで、消費者的には飽きてきていませんか?

だから売れないのです。

それを考えると、良いものは高くても買うと言うフェーズに入ったと言えるでしょう。

バブル時代では、品質の良いものは高く、そうでないものは叩き売りと言う光景がありました。(心斎橋に名物店舗があった)

特に衣類などは、見た目から品質が違う事が分かったくらいです。

今って「良い商品」をあまり見なくなったと思いませんか?
それは、100均を筆頭に、安ければ良いと言う風潮が流れ、その為には安い人件費で大量生産できる所に製造拠点を置こうと言う考えから海外に工場を移して行ったのです。

それに加担したのが、私の仕事「木箱梱包業」でした。
だけども先代は常々「この先、産業の衰退化が始まる」と言い「人間は同じ過ちを世代を超えて繰り返す」と何度も言っていました。
現に今そうなっているではありませんか!

輸入に頼っていると、為替の関係や材料費や燃料費などが高騰するにつれ、その分、商品に上乗せされていきます。

消費者には分からないように、パッケージはそのままで内容物の量を少なくして売ったりします。

これは、ささやかなる抵抗、いわゆる「値上げ」です。

この様にして、原価の積み上げで価格を設定しがちなのです。

コロナ禍において、輸出入がしにくくなり諸外国の事情から工場稼働が見送られていたりと
生産過程に支障をきたしている事から国内製造に力を入れてきだした企業さえあります。

現に製造業の求人募集も多く見かける様になってきました。

この様な事から、少しずづ物の値段が上がっていく事でしょう。

生産性を上げるには

生産性を上げるには

の三つの方法しかありません。

上記の二つは、コストを下げさせる方法で、会社的には簡単に取り入れ、すぐ実行に移しがちですが、これには限度があります。

したがって生産性を上げるには、付加価値を増大させるのがベストという事になります。

でも、これは難しいので、なかなかしたがらないのが現実ですし、何をどうして良いか分からないと言う人も多いでしょう。

そこで参考になるのが「プロセスエコノミー」という本です。

今は、人もモノも埋もれてしまう時代です。
そんな中、プロセスを共有し、たとえ少人数でも熱いファンを作る事は大きな武器となるのです。

人はワクワクする生き物だから、あらゆるプロセスに楽しさを実装する事で、より可能性が広がっていくのではないかという発想です。

この考え方は、企業はもちろんの事、フリーランスでお仕事をされている方や個人事業主の方にも参考になるのではないかと思います。

 

国を相手に商売する

半分冗談でありながら、現実味があるのは「国を相手に商売すると儲かる」と言う事です。

現に「アベノマスク保管に6億円?」と言うタイトルでニュースが流れたほどですから。

アベノマスク保管に6億円以上の費用がかかっていると言うのです。
輸送費やラベル張り替え費用、倉庫代と経費がかさんでの6億円。これ全て税金です。

まず国は値切る事をしません。
予算も使い切らないといけないと言う暗黙のルールがあります。
次月繰越すれば良いのに、それでは予算がおりないと言う理由です。

ともすれば、担当者が移動して案件を忘れている(引継ぎしていない)場合もあります。

倉庫業なんて家賃と同じなので、毎月収入が入ってきます。
この様に資産構築できると強いです。

これを証券化して小口化にして証券市場で取引できるのが「REIT」で、安定した高い配当を求めて投資するのが本筋です。

お金儲けは悪い事ではない

とかく日本人はお金儲けに対するアレルギーが強い。
お金儲けに対する話やアドバイスをすると「金の亡者だ」とか「興味がない」とか言いながらポイ活に専念したりする。

株をすると「博打だ」とか「怖い」「損したらどうするの?」とかアフィリエイトは「詐欺だ」とか訳のわからない事で批判し毛嫌いする。

今、やっと「株」に対しては、スマホアプリを通してポイント購入できる事からハードルが下がってきましたが、それでもまだ博打的感覚が残っていることは否めません

現状の給料ではヤリクリできなくなってきていて、共働きは当然となり、それでもどんどんと生活はが苦しくなってきています。

その現状を見ないで、何の対策もせず我慢すれば、いずれ良くなるだろうと言う楽観的な考え方をしている人が多い事でしょうか。

しっかり見ると、企業は「副業してください」と言っているのです。
それだけ企業側も追い込まれている事に気付くべきなのです。

生活をしていく為には「お金」が必要です。

「お金儲け」をする事を批判するとこうなると言う例題がココにあります 。

クリエイターを殺す日本人 – 西野亮廣(キングコング) @nishinoakihiro  #Voicy

クリエイターはお金の話をしたらダメなの?「芸術だって労働」だ – はあちゅう @ha_chu  #Voicy

これはクリエイターに限らず、一般家庭においても同じ事が言えます。

現状を続けていくとフリーランスが増えていく?

上記の様に会社の間違った戦略を取り続けていくと、それを不満に思った優秀な社員は、フリーランスと化していくでしょう

なぜなら、今の時代はパソコン一台あれば仕事ができてしまう時代なのですから。

現に先進国アメリカでは20%で5人にひとりがフリーランスと言う時代なのです。

優秀な社員とは、お金を稼ぐ力を持っている人です。

その様な人材を会社は手放してはいけないのです。

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