まずは、部屋を広く見せるための基本原則を押さえましょう。
それは、「光の取り入れ方」「空間の使い方」「色使い」の3つです。
目次
光の取り入れ方
光を上手く取り入れることで、部屋が広く見える効果があります。
大きな窓を設けたり、明るい色のカーテンを使ったりすることで、光を部屋に取り入れましょう。
空間の使い方
家具の配置や収納の仕方など、空間の使い方にもコツがあります。
目隠しになる家具は少なくし、壁面を効果的に使って収納をすることで、広さを感じさせる部屋に仕上げましょう。
色使い
色の使い方も部屋を広く見せるポイントの一つです。
白や明るい色を基調にして、落ち着いたトーンの家具や小物を組み合わせることで、広さを感じさせる空間になります。
【2. 間取り設計におけるポイント】
次に、間取り設計におけるポイントを解説します。
壁面を削減する
壁面を減らすことで、部屋が広く見える効果があります。
特に、リビングとダイニングの間仕切りは、少し低めに設定することで、広々とした空間になります。
スペースを有効活用する
スペースを有効活用することで、広く見せることができます。
例えば、収納スペースを天井まで作ることで、スペースを有効に使い、すっきりとした部屋にすることができます。
窓を多く設ける
窓を多く設けることで、自然光をたくさん取り入れることができます。
また、窓枠を細くすることで、視線を邪魔することなく、室内を広く見せることができます。
壁面の色や素材にこだわる
壁面の色や素材にこだわることで、室内の雰囲気や広さを変えることができます。
明るい色を使うことで、室内を広く見せることができます。
また、壁面には鏡や大きなアートパネルなどを設置することで、視覚的な広がりを生み出すことができます。
家具の配置を工夫する
家具の配置に工夫を加えることで、室内を広く見せることができます。
家具を壁際に寄せることで、広く見える効果があります。
また、家具の高さを低くすることで、天井の高さを感じさせることができます。
収納スペースを増やす
収納スペースを増やすことで、室内を広く見せることができます。
壁面に収納を設けたり、家具の下に引き出しを設置することで、床面積を確保することができます。
また、収納スペースを設けることで、部屋がすっきりとした印象になり、広さを感じさせることができます。
我が家で導入した事
上記の条件をもとに我が家で導入した事は、キッチンとリビングの壁(天袋棚)を取っ払った事により、部屋が広く感じる事ができる事が出来ました。
ですが、その反面、収納場所がなくなったので、キッチンを両面収納にし、カップボードを置く事で収納場所を確保する事にしました。
リビングのスペースを確保する為に、ソファーとパソコンデスクを取っ払い、ソファは処分し、パソコンは二階へと、引越し後、当初の予定を大幅に変更する事になりました。
この様にして、イメージしていたものと引越し後の現実が違う事があるので、配電図設計の時にはコンセントの位置をしっかりと考え、コンセントは各部屋最低3箇所は取り付けてください。
現代に人は「窓」を嫌う人が多いのですが、「窓」は換気以外にも、光を取り入れる要素があるので、部屋を明るく広く見せる為には重要な要素です。
玄関の吹き抜けを明るくする為に、FIX窓(はめ殺し窓)を特注で注文しました。
この様にして、我が家の場合は、一般家庭よりも窓が多いので、営業マンにも驚かれたほどです。
部屋を広く見せる為の工夫として、壁紙の色を選ぶ事が非常に難しく、三日三晩悩みました。
その理由は、カタログを見せてもらっても良いモノが無かったので、業者用(お店で使うもの)を見せてもらい、その両方からチョイスしました。
デザインはシンプルで明るいものを選び、特にリビングは白を基準に選びました。
【3. 部屋ごとの工夫】
最後に、部屋ごとの工夫について解説します。
リビングルーム
リビングルームは家族がくつろぐスペースであり、広く見せることが重要です。
大きな窓を設けて自然光を取り入れたり、ソファやテーブルの配置に工夫を加えることで、広さを感じさせるリビングルームに仕上げましょう。
寝室
寝室は、落ち着いた空間にしたいものです。壁面に収納を設けることで、広く見せることができます。
また、ベッドの配置にもこだわりを持ちましょう。
寝室のスペースが小さくなる場合は、ベッドをロフトベッドにすることで、スペースを有効活用することができます。
キッチン
キッチンは、調理や家事を行うスペースであり、使い勝手が大切です。
壁面を有効活用して、調理器具や食器を収納することで、広く使えるキッチンにすることができます。
また、キッチンカウンターを設ける場合は、カウンターの下に引き出しを設置することで、収納スペースを確保することができます。
我が家で導入した事
部屋を広く見せる方法としては、極力モノを置かないことです。
物を置くにしても、目線より低い位置がベストです。
寝室に関しては、クローゼットを取っ払い、全ての収納を納戸部屋として確保した事で、寝室が広く快適に過ごす事が出来ています。
お風呂とトイレを広く見せるコツ
お風呂とトイレの広さは坪数として決まっているので、どの様にして広く見せるかと言うコツが必要です。
お風呂を広く見せるコツ
お風呂を広く見せるコツとしては、視線を重視しました。
風呂の扉をあけて浴槽が見えると圧迫感から狭く感じてしまいます。
ですから、扉を開けて正面は洗い場としてカランを設置し、右側に浴槽、その上に窓を設置しました。
窓は明かり取りはもちろん、換気を目的としています。
現在のお風呂の壁は、磁石になっているので、掃除道具や風呂桶などを壁に貼り付けて浮かす収納として利用しています。
トイレを広く見せるコツ
唯一のプライベート空間がトイレではないでしょうか?
広く見せる為には、必要最低限しか物を置かないのが基本ルールです。
その為に、便器後ろにある棚板は、トイレットペーパーが乗る程度の奥行きしか取っていません。
その分、便器が後ろ側にいくので、前面が広く取る事ができ、トイレが広いというイメージを作る事が出来ました。
この様にして、間取り設計は、家族のライフスタイルや好みに合わせてカスタマイズすることが大切です。
以上が、注文住宅間取り作成における部屋を広く見せる方法の解説となります。
自分たちが暮らしやすい空間を作るために、ぜひ参考にしてみてください。