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西野さんの本「夢」と「金」で呪縛が取れるのか?!

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日本人の給料が30年間も上がらない理屈がこの本に記されている。
日本人のDNAに刻まれた呪縛が取れる日が来るのだろうか?

「お金」に対する無意識的な矛盾

誰しもが「お金持ちになりたい」と願っている。

しかし、実際にしている事は真逆な事が多い。

要は「お金の使い方」の問題だ。

もっと言うと、「お金儲け」が出来ないと「使い方」を知らないのは当然なのです。

そう考えると、この本「夢」と「金」は、かなり崇高な本だと捉えることができる。

なぜそう言い切れるかと言うと、日本人の大半が勤め人であるから、「自ら稼ぐ」と言う事に疎く(うとく)慣れていないからだ。

与えられた中でやりくりするのは、誰でもできる。

が、それを、そこからどの様にして増やしていくことができるのか?を考える事は少ない。

なぜなら「学ばない」いや、「学ぼうとしない」からだ。

知識が無いと言う事はそう言うことなのだ。

日本人の大人が学ぶ平均時間って1日6分らしい。

これじゃ学んだとは言えない。

体験から「お金」と言うものを学べる時代

近年になってフリーランスが増えたり、フリーマーケットをしたりと、少しずつではあるが、身をもって「お金儲け」を体験する機会が増えてきている事から、お金儲けの難しさや、利益を生まなければいけない理屈が理解出来ると思う。

それでも、まだまだ日本人のDNAに刻まれた呪縛を取り除くのは、至難の業である。

お金にまつわる言葉と情景

お金にまつわる言葉には「キレイな使い方」や「お金に細かい」「お金に汚い」「金使いが粗い」など色々ある。

お金を儲けようとすると、白い目で見られる。

そしてまた、お金を儲けたら潰しにかかると言う風潮まである。

それでも、みんな内心では「お金持ちになりたい」と願っているのだ。

それって都合よくない?!
と思いつつも、世間ではこれが浸透してしまっている。

この本にある「高価格帯にクレームを入れるバカ」と言う章が良い例で、クレームを入れている人の大半が、高所得者では無いのは当たり前の話である。

お金を持っていない人からすると高いだろう。

だが、お金を持っている人からすると安いのだ。

これは、感覚的なものであるからして、人によって物差しがちがう。

なのでその様な事を言うべきでは無い。

もっと言うと、人の事に干渉し過ぎなのだ。

お金を持っている人には、どんどん使ってもらって経済を回してもらわないと、結果的に自分が苦しくなるのだと言う事を理解しなくてはいけない。

飛行機の料金」の章は、その理屈を分かりやすく説明してくれている。

原価を知らない現実

「儲け」を出すためには、まず「原価」を知らなければいけない。

仕入れが発生しないのならば、次は「経費」だ。

この2点をしっかり把握している人は少ない。

そんな中でも身近にいる人がいる。
それは、家庭の財布を握っている人だ。

たいていの場合、嫁さんだろう。
彼女たちは毎月の収支が頭に入っているから必死のパッチだ。

あくまでもこれは、手元にあるものを上手にやりくりする術だ。

利益を出す計算式は「売値」から「原価」と「経費」を引いた残りが「利益」となる。

この計算式は小学生でも分かるのだが、オトナになるとなぜか、この計算が出来なくなる。

知床観光船沈没事故はなぜ起きたのか?」の章では、かなり詳しく解説されている。

改めて解説されると「あぁ、なるほどなー」と納得できるが、当時者になれば、きっと大半の人が同じ事をするだろう。

ここでは「何の目的のためにソレをするのか?」が抜け落ちているのがよく分かる。

組織的なエラーに気付かないのなぜだ?!

だから大きな事故につながってしまうのだ。

物事は全て「なるべくしてなっている」

儲け過ぎているから値下げする

私の体験談を話そう。

コロナ特需で、国民にお金をバラまいた時期があった。

この時だけは、盆と正月がいっぺんに来たみたいに、商売が繁盛した。

「大入り」が出たほどなので、かなり儲かったのだろう。

ある日、上司から突然「儲け過ぎているから値下げする」と言われ、とんでもなくマヌケな判断に開いた口が開いたままになってしまった。

あまりにも儲けられた事にビビったのか、「儲け過ぎているから値下げする」と言い出したのである。

値下げをするとなった商品は、他社では取り扱えないものだから優位性はこちらにある。

誰もしないものだから「価値」があり「利益」を生んでいるのにも関わらず、誤った判断を平然とする。

売価を下げたもんだから、私の売上成績は当然の事ながら前年度より下がってしまった。

支社や本社は、結果である数字だけしか見ないので、個人評価がさがり、ボーナスが下がった。

そして、コロナ騒ぎが姿をけしかけて売上が下がってくると、今度は「お金が無い」と言いだし「経費削減」を掲げて、人を減らしていく。

人を減らすと、その分の仕事は誰かが負担をしなければならなくなる。

だけど上司達は、現場の事なんて知った事じゃねぇとばかりに、目の前の数字だけで判断をする。

この様にして、売り上げを上げることを考えずに、経費を下げる事ばかりに目がいって、今さえ良ければ良いと、ごまかしに力を入れて、増やす努力を一切しようとしないのが現状だ。

ってか、努力の仕方を知らないと言った方が良いのかもしれない。

コロナ騒ぎの前と、コロナ禍と、その後の戦略は、以前の攻め方とは全然違うものになっているという事を全く感じていないからだ。

これはどの業界にも関わらず、同じ感覚だろうと思う。

この様な考え方をしている以上、給料が上がるわけがないのである。

これで生活が豊かになるはずもなく、「夢のまた夢」となっている。

経済大国から世界一物価が安い国に成り下がっているのも納得がいくはずだ。

不況時は家賃が発生しているところはヤバイ

業務の効率化を狙ってDX化(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れ、投資をした。
その金額が1億5000万円と豪語していた。

だが実際は、機械のトラブルが多く現状よりも人手がいる様になった。
1億5000万円もかけて現状よりも悪くしているのだ。

こう言った事はおうおうにしてある事だが、経費の無駄遣いだと誰も思っていないところが大問題だ。

上司との面談の時にこの事を取り上げ、投資するお金があるのなら、その前にこの店舗の賃貸料を買取に変更するべきでは?と質問をぶつけてみたら、契約があるからその様な事はできないと全く考えようともしない始末。

いや、違うやん。
俺は考え方を言ってるだけやん?
お金を使う順番を間違えていないかって。

家賃ってお金をドブに捨てている様なもんで、投資をしたり人件費を削る前に考えなければいけない事じゃ無いのか?と思うのです。

景気が悪くなると、家賃が発生している所は厳しくなってくる。
それだけ支払い金額がデカすぎるのだ。

言われて初めて行動に移す

30年以上も日本人の給料が上がっていないと話題に上る事が多い。

そりゃそうだろう、政府が先頭を切って、非正社員というものを作ったのだから。
所得が低ければ結婚する人たちが少なくなるのは当然で、子供が出来ないのも当然だ。

中には結婚しても子供にはお金がかかるから控えておこうと考える人もいるだろう。

少子化対策として補助金を出すとか、訳の分からん事をしているのが今の政府だ。

んでまた今度は、「賃上げをしろ!」と言う

国の命令に従う様に、大企業は賃上げを始めた。

言われないと「賃上げ」ができないのだ。

名目は物価高に伴って。。。と言うが、国からの半ば強制で行っている賃上げは雀の涙だ。
それでも賃上げしたには変わりないと言う感じだろう。

賃上げをすると言う事は、商品単価が上がる、つまり物価が上がると言う事だ。
大手企業は簡単にできるだろうが、中小企業は価格転換できにくい。

ついていけない所は潰れていくしかないのだ。

「夢」も「希望」も無い。
それは「お金が無い」からだ。

時代は変わっている

さっきも話したが、経営的戦略はコロナ前と全く変わっているいことに気がついていないし、気がついた所で戦略方法が分からないのだろう。

利益を出す計算式は「売値」から「原価」と「経費」を引いた残りが「利益」となるのだが、これは基本形であって、現代は「付加価値」をどう付けるかが利益を増やす重大ポイントである。

これは応用編だから、多種多様なやり方がある。
最も分かりやすくて取り入れやすいのが「人」であると言うことだ。

簡単な付加価値の付け方は「その人」だと言うことを「相場を無視できる【人検索】の実例」で解説されている。

「商売は人につく」と言われる由縁がここにある。

Web3時代についていけるか?

時代は高速的に変化をしている。

それに気づき、新しいことを学び、上手く取り入れる事が時代に乗り遅れない方法だ。

現状維持は衰退につながる。

デジタル時代がリアルに普及すると、使えない者、使い方を知らない者は取り残されていく。
取り残されると言う事は、貧困に近づいていく。

一気にスマホが普及したが、まともに使っている人はどれくらいいるだろうか?
特にパソコンを使った事がない人達は、コンピューターにアレルギーがあって、スマホを持っているが使いこなせず電話だけという人も少なくないはずだ。

高額を支払ってまで手に入れたスマホなのにである。

ただただ時代の流れが「スマホ」になったから機種変しただけであって、メールすらできないと言う人は多い。

そんな人たちにとって、Web3、ブロックチェーン、NFT、なんて何が何だか訳が分からないだろう。

説明されてもチンプンカンプンで、分からないモノはフタをしてしまう。

「技術」は使って初めて便利さに気付くものだが、その便利さが分からないと、いつまで経っても労働者のままだ。

「儲ける」事だってできやしない。

呪縛は解き放たれるのか?!

この様な事柄は、一般庶民がボヤいたところで、誰も聞き耳を立ててはくれない。

ところが、実績があって影響力がある人が言うと説得力があって聞き入れてくれる。

聞き入れられなくとも、少しでも耳に入るはずだ。

新しいモノやサービスがあって、それに対して「詐欺」だの「宗教」だの言う口癖はやめようと著者は言う。

著者は「オンラインサロン」「クラウドファンディング」などをよく例題に出しているが、「せどり」や「アフィリエイト」だって同じ様に「詐欺だ」と言う人が少なくない。

「せどり」なんて、モノを安く仕入れて高く売るだけの事であって商売の基本中の基本である。
それのどこが悪い事なのか理論立てて説明できる人は少ない。

ほとんどイメージだけで「悪い」と言っている様なもんだ。

「アフィリエイト」だってそう。
インターネット上の営業マンと説明しても理解されない。

なぜなら物を売った事がないからだ。

会社員は、会社に行くだけで給料が発生するシステムだから、日々の業務をこなす事だけしか考えていないからだ。

デジタルの時代とアナログの時代の商売の仕方は違うのだと言う事に気がつかない。
そんな事を知ろうともしない。

そんな時代に生きている若者達は、こんな社会の構造にうんざりし、フリーランスになろうとする。

これからの時代は、企業に属せず、個人で稼がなければいけない時代になるだろう。

そんな時代に先駆けて、この「夢」と「金」と言う本は、「お金」に対しての基本中の基本を分かりやすく解説された、非常に重要な意味のある本なのである。

 

 

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