対象者
- コミュニケーションで悩んでいる人
- 話し方が上手くなりたい人
結果
この本を読む事で人と話す事が楽しくなる
要点
- まずは人の話を聞くことから始める
- その人に興味関心を持つ
理由
人は誰でも自分の事を認めてほしいと願っており、自分の事を分かってほしいという性質があります。
- 人は自分の事を分かってくれる人の事を好きになる
- 人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになる
という2つの傾向から、「相手に9割しゃべらせる」必要があるのです。
相手に喋らせる方法として、相槌や質問などで相手の話を広げ、ドライブをかけていきましょう。
注意点として、自分が「話す」のではなく、相手の話を広げる事を心がけましょう。
良い会話は「安心」から生まれます。
コミュニケーション上手な人は、折に触れ感謝の言葉を口にします。
「ほめられると言う事は、言葉という形でプレゼントをもらう様なもの」と言う文章に、この本の値打ちが隠されていると思いました。
「(相手が)幸せであります様に」と言う思いを持った話し方のスキルを磨く事が大事。
結論
話し方は「心のあり方によって決まる」
話し方は心の姿勢であり、話し方のスキルを上げる事は「心を磨く」と言う事です。
心が変わり、話し方が変わると人間関係が大きく変わります。
話し方のコツ
否定禁止
マイナストークで未来を語ると、どんどん現実の未来が暗くなっていきます。
笑顔でうなずく
頷きの文化が人の心の扉を開け安心を生み出していく最高の方法です。
プラストーク
前向きな話は人を元気にします。
逆に後ろ向きや否定的な話は自分自身だけでなく、聞く人のエネルギーも下げてしまいます。
「人をほめる事」「感動した話をする事」「今の現状を良くしていこうとする事」は全てプラストークで、明るい言葉が明るい空気を作っていきます。
この本を読んで
人間関係で悩んでいる人が多い原因の一つとして、「言葉足らず」が原因ではないかと感じていた中、出会った本でした。
営業はもちろんの事、クレーム処理に対しても、まずは相手の話を聞いて「安心させてあげる」と言うところが最も重要な点だと学んだ一冊でした。
中でも、話し方は「心のあり方によって決まる」と言う一文が心に刺さり、普段の会話の中でも気をつけていかなくてはいけない部分だとも思いました。
なかなか「心を磨く」って難しいよね。
「禅」に通じる者があり、まさに「修行」ですな。