今日は、私が副業に興味を持ったきっかけについてお話ししますね。
ある日、仕事の合間にホームセンターの駐車場で車を停めて休憩していました。
ふと窓の外を見ながら、こんな考えが頭をよぎったんです。
「商売って、安く仕入れて高く売るのが基本だよな。じゃあ、どうやってそれをインターネットでやるんだろう?」
そう思った瞬間、心の中に小さな火が灯りました。
その時はただの思いつきでしたが、思い立ったらすぐ行動に移すタイプの私は、リサーチもせずにひたすらインターネットを駆使して情報を集め始めました。
そして、そこで初めて「せどり」という言葉を知ったんです。
「せどり」とは、古本を安く買って他の店で高く売ることで利益を得るというもの。
この方法を知ったとき、インターネットを使えば同じことができるかもしれないと直感しました。
実際に本屋に足を運び、バーコードを片っ端から読み取ってリサーチする日々が始まりました。
しかし、時間がかかる上に、お店の迷惑になるかもと後ろめたさを感じ、これは長続きしないと気づきました。
そこで思いついたのが、インターネット上で安い商品を見つける方法でした。
ヤフオクを仕入れ先にし、「新品・未使用」というキーワードで検索して見つけたのが、FitBitのブレスレットタイプの健康器具でした。
当時はまだスマートウォッチが主流になる前で、興味のない人が自動販売機の景品としてヤフオクに出品していたのです。
興味本位で落札したその商品を、今度はAmazonで売ることにしました。
アマゾンにはFBAという、商品を倉庫に送るだけで、集金や発送を代行してくれるサービスがあり、それを活用しました。
すると、一週間もしないうちに「売上が立ちました」という通知が届いたのです。
その瞬間、私は「これでいける!」と確信し、同じ商品をリサーチしては次々と出品しました。
時には出品した瞬間に売れたこともあり、その感動は今でも鮮明に覚えています。
この時点では、副業として小遣い程度の収入を得ることができました。
初めての成功に浮かれていた私は、次にポール・マッカートニーの来日公演に目をつけ、ビートルズ時代のCDやビデオを仕入れました。
しかし、これは売れるまでに時間がかかり、キャッシュフローが悪化。
さらに、仕入れたジャズのCDがまったく売れず、いまだに引き出しの中で眠っています。
この苦い経験が教えてくれたのは、在庫リスクの怖さです。
この経験から、「健康」「最先端技術」に人々が強く興味を持つことに気づきました。
そしてHARM法則、すなわち「健康」「キャリア」「人間関係」「お金」という4つの根本的な悩みがビジネスのカギになることを学びました。
ただ、振り返ってみると、物販は確かに一時的な利益を得ることができましたが、キャッシュフローが悪く、在庫リスクも抱えます。
しかも、それは労働であり、安定的な資産を築くには向いていません。
そこで私は、物販から手を引き、今ではいらない物を売り、欲しい物を安く手に入れる手段としてインターネットを利用しています。
最後に、印象に残った言葉について触れたいと思います。
「せどり」という言葉には、なぜか悪い印象がありますよね。
でも、言葉の印象が悪いからと言って、ビジネス自体が悪いわけではありません。
「商売は安く仕入れて高く売る」という基本を忘れがちな大人たちに、私は「儲けることは悪いことではない」と伝えたいのです。
私たちはお金持ちになりたいと願っているのに、どこかで「儲けてはならない」と思ってしまう。
そんな矛盾を感じませんか?
会社員として安定した収入を得ていると、他の収入源を確保する必要はないと感じるかもしれません。
しかし、自ら収入源を確保することで、様々な経験が刺激となり、失敗も成長の糧になります。
その努力は、いつかきっと実を結び、花を咲かせるでしょう。
だからこそ、一緒に将来に向けて頑張っていきましょう!