「家が欲しいと思った時から始める情報収集の仕方」では、ばくぜんとしたイメージを固めていくための「基準」となる情報収集の仕方を解説しました。
この章では、もっと具体的な情報収集の仕方を解説していきます。
家を建てるにあたって必要なものは「土地」「建物」「設備」と色々なものが複合的に合わさって出来上がっていきます。
目次
条件を書き出し優先順位を決める
ばくぜんとしたイメージを固めて「基準」が決まれば、次は条件を書き出していきましょう。
メモ用紙に箇条書きで構いませんので、とにかく思いついた事をどんどん書き出していきます。
(我が家はファイリングでしたが、家づくりノートを作っても良いかもしれませんね)
その書き出したものを見て、優先順位を決めていきます。
我が家を例にすると
ザックリで構いません。
これから先に進むにつれてまだまだ出てきますので、その都度書き出していき、優先順位を決めていきます。
この様にして事前に優先順位を決めていく事で、打ち合わせの時に「できる」「できない」の判断材料となり、できない場合は次の候補が繰り上がっていくと言うイメージです。
立地条件は資産価値につながるので超重要
極端な話をします。
交通の便が良い所と、悪い所ではどちらが良いでしょう?
簡単ですよね?
当然ながら交通の便が良いところに人気が集まります。
それは日々の生活に対して便利だからです。
人気が集まると言うことは、そこに「価値」が生まれます。
「価値」が生まれる所は人々が欲しがるので競争率が高くなります。
人々が欲しがるからすぐに無くなります。
もっと深掘りすると、すぐに無くなる原因は、世に出る前におさえられているからです。
これが「探しても土地が見つからない」と言うロジックなのです。
ちなみに、この原理原則を知っている私は、世に出る前に私の所と娘夫婦の二箇所をおさえました。
これは「情報」を知っているか、いないかで変わってくるのです。
わかりやすく言うと「先手必勝!」と言う感じですね。
よく考えてみてください、きっとあなたも少なからず経験がある事でしょう。
例えば、花見の場所取りや子供の運動会の場所取りなどが同じ現象です。
参考記事:「土地を探しても見つからない理由」
そして「土地が見つからない」と言う人の原因の多くは、短期間で見つけようとしているから見つからないのです。
それで見つかったら奇跡ですよ。 いや、ホント。
スーパーで野菜やお惣菜を買う感覚じゃダメなんです。
みんなこの段階で苦労するんですもの。
苦労する理由は「短期間で探す」と言うのが原因です。
これは「理屈が分かっていない」と言う証拠です。
この「理屈」を攻略する方法は、時間をかけてじっくり探していくしかありません。
不動産屋さんはよく言います「運です」と。
土地探しというものは、本当にそれくらい確率の低いものなんですが、時間をかけて情報収集をして狙いを定めておく事で、チャンスが来た時に手に入れる事ができるのです。
そのための準備として、条件を書き出しておくのです。
家探し土地探しの情報は徹底的に集める
家探しや土地探しのコツは、「これでもか!!」 と言うくらい徹底的に情報を集めていきましょう。
その徹底的に集めた参考資料の中から、「合う」「合わない」「良い」「悪い」の仕分け作業をしていきます。
ですから、情報をなるだけたくさん集めていく事によって、選択肢が広がっていき、巡りあう確率が高まっていくと言うイメージです。
先ほどの話でもあった様に、いちばん苦労するのが「土地探し」です。
当たり前の話ですが、土地がないと家は建ちません。
ですから、土地をおさえていく必要があるのです。
ここで言う「土地を押さえていく」と言うのは、「目星を付ける」と言う感じで良いです。
この辺りの土地が良いなぁ。
この工場の跡地なら立地がいいかも?
とか軽い感覚でいいんです。
私の場合でも5ヶ所くらいは目星をつけていましたよ。
網羅した土地探し
土地探しだけは徹底的に探さなければ自分にあった土地が見つかりません。
手当たり次第に探しまくるといった感じです。
手っ取り早い「チラシ」でドライブを楽しむ
行動をとるはじめの一歩として手っ取り早いのは、ポスト投函される不動産案内チラシです。
このポスト投函された不動産チラシをもとに、ドライブがてらフラッと遊びにいく感覚で現地に向かってみましょう。
どのような地域にあるのか、駅や学校、病院、スーパーは近いのか遠いのか。
現場に向かう道すがらそう言う情報収集も欠かせません。
ちなみに我が家の休日の「遊び」は、不動産めぐりです。
コーヒーと粗品を頂きながら、最新情報をゲットすると言う、お金を使わずインプットという生産性を上げています。
そして、ごくたまに車のディーラーさんに行くと言う。
喫茶店代わりに。。。。。。あ!(苦笑)
登り看板や垂れ幕
街を練り歩いていると、不動産屋の登りや垂れ幕を見る事があると思います。
そういったものから不動産屋に直接電話して「見せてもらえませんか?」と言う話から、土地や建物などの情報をゲットすることもできます。
不動産屋さんも集客のための看板ですので、喜んで受けていただけます。
この時のフィーリングが非常に大事です。
中にはふてぶてしい対応をされる業者がありますが、そう言う所は避けましょう。
ってか、自然に裂けますよね。
電話対応って重要だなぁと痛感しますよ。 ホントに。
これ一発で見込み客を逃すのですもの。
この様な登り看板や垂れ幕は、地域密着型の地元の不動産屋さんが多いので、まだ世に出ていない情報を持っている可能性が高いです。
その様な事を意識しながら情報ゲットをしていきましょう。
地域の口コミ情報
何て言ったって、この「地域の口コミ情報」はデカイです。
「どこそこの誰それさんが畑を売った」とか「竹林を売った」とか、もしくは「売りたいと思っている」とかの情報をゲットできたら非常に強いです。
その情報だけで目星ができるので、あとは購入した不動産屋さんと交渉するだけですからね。
これからの時代、少子高齢化が進んでいくにつれ、山や畑などを売却される方が出てくると思うので、そう言う所が狙い目です。
その他では、2024年4月から始まる「不動産の相続登記の義務化」や「空き家対策特別措置法」から家や土地を売却される方が出てくるだろうと言う予測のもと、今後の動きに注目して情報収集をしていくのも一つの手段です。
ネット情報で手っ取り早く時間短縮
地元でなくても、ちょっと郊外で探したいとか、仕事が忙しくて探している時間がないと言うか方は、手っ取り早くインターネットを使って情報を仕入れましょう。
今住んでいる地域に限らず、いろいろな方向から情報収集する事で、今よりもずっと環境が良くなる場合もあるからです。
私は、生まれも育ちも大阪市内です。
梅田(大阪)や難波までは電車で15分と言う非常に交通の便が良い場所にいました。
現在その街は開発が進んでコンクリートジャングルになり、空が見えなくなって街が暗い感じがします。
結婚を機会に自然豊かな郊外に来た当初は、土地の広さにびっくりしたものです。
近年ではコロナが流行り出してから、リモートワークが普及して、在宅ワークやフリーランスが多くなりました。
そう言った意味からでも、郊外に目を向ける人が少なくありません。
現状よりも少しでも良い環境で生活ができるかと想像すると、ワクワクしませんか?
ある有名なインフルエンサーさんが昔いってましたよね「まだ東京で消耗しているの?」って。
いやー、このキャッチコピーの時代の先取りたるや、すごいものがありますよ。
だからインフルエンサーなんだろうけどね。
通勤に一時間圏内であれば、苦痛も許容範囲のうちでは無いでしょうか?
自然環境豊かな場所で子供たちを育てたい、家族のためにも良い環境で暮らしていきたいと考えると、通勤の苦痛なんてしれたものでは無いでしょうか?
大人も子供も環境ですごく変わります。
都会は浪費も多いです。
そう考えていくと、郊外も捨てたもんじゃ無いなと思いませんか?
この様にして、足では探しにくい情報は文明の力であるインターネットを使って探していきましょう。
参考記事:一括請求で土地探しを効率化する方法」