目次
概要
- 間取りは、家づくりで最も重要な要素のひとつです。
- 間取りで後悔しないためには、家族でよく話し合い、自分たちのライフスタイルに合った間取りを設計することが大切です。
家づくりで後悔する要素の中で、間取りはトップクラスの悩みです。
それは一体なぜなんでしょうか?
その答えは、確認不足に尽きます。
では、なぜ「確認不足」に陥ってしまうのでしょうか?
まずは、間取り作りで失敗してしまう要因について考えてみましょう。
間取り作りで失敗してしまう要因
- 間取り図面が読めない
- 間取り図面からではイメージしにくい
- 図面の細部まで確認できていない
- 入居後、インテリアの配置がイメージと合わない
自由設計が流行っている昨今、住宅を建てる際に、もっとも重要と言っても過言ではないのが間取り設計です。
間取りが気に入らないと、せっかく建てた家でも快適に暮らせなくなってしまう可能性があります。
そこで今回は、後悔しない間取り設計のヒントを解説します。
間取り後悔ランキング
部屋の広さ
部屋は広い方が良いと思いがちですが、どうやら部屋が広くても後悔する原因となる様です。
掃除が大変だとか、光熱費が高くなるとか、この様なランニングコストが負担となる様です。
収納不足
和風から洋風が流行り、タンスからクローゼットへと移行している間取りにおいて、収納場所を確保する事が困難になっています。
空間は同じでも、収納方法(畳むか吊すか)でも収納できる容量が全然違ってきます。
モノが溢れている現代では、日常生活をしていく上に置いて、モノって増えて行くんですよねぇ。
そう考えると、ヒト一人が所持する荷物って意外とあるもんで、たいてい引越しをする時に分かるものです。
ですから定期的に棚卸をして不用品を捌く努力をし、収納不足を解消させましょう。
意外と日々使っている物って少量で、それ以外のものは一年間でどれくらい使っているか? を基準にし、使っていなければ、きっと今後も使わないだろうと言う判断が収納不足から解放されるコツです。
その中でも一番苦労するのが、キッチン周りや生活必需品を収納する場所を確保する事です。
キッチンにしても、洗面台にしても最近は引き出しタイプが多く、特に標準設備になるとスペースが狭いと言う傾向にあります。
ですから皆さんが苦労され、収納アイデアなどをインスタで上げているのだと思います。
限られたスペースを色々工夫され、上手に収納されているので感心させられるばかりです。
間取り作成をするにあたり、階段下や、階段の上、床下収納などできる限り収納できるスペースを確保できる様に設計して下さい。
場所さえ確保できれば、あとは何とでもなるので。
動線の悪さ
間取りにおける動線の悪さは致命的で、特に料理をされる方は、段取りが悪くなるので、重要項目です。
動線の悪さを解消するコツは、「移動距離を短くする」事です。
料理をしている時に、調味料を歩いて取りにいくよりも手元にあった方が楽ですよね?
食器の段取りもパッとお皿が出せた方が良いし、レンジやトースターも近くにあった方が作業効率が高まります。
この様にして、日常生活のシーンをイメージして、各部屋の動線を考えてみましょう。
例えば、2階に寝室があって、トイレが1階にしかないと、深夜にわざわざ1階まで降りていかなければいけませんし、家族が多いとトイレがかぶる事もあります。
子供の成長への配慮不足
お子様が小さい時は、親御さんの目に入る場所で過ごされることでしょう。
子供が成長し、思春期になるとプライベート空間が欲しくなるものです。
過去の自分を振り返ってみて下さい。 そうじゃなかったですか?
ベットに勉強机、テレビにテーブル。。。
そう考えると、そこそこスペースを確保しておかないとものが置けなくなってくるという事を考えておきましょう。
子供の成長の早さは、想像以上に早いので、特に壁紙などはいつの時代にも合う様な無難なものにしておかないと、その都度変えていくと結構な負担となってしまいます。
予算オーバー
あれもこれもと考えていると、予算オーバーになり気味です。
ですから、毎日使う所で一番譲れない場所に力を注ぐ事を考えて下さい。
そう考えると100%キッチンで、次にリビングではないでしょうか?
多少の予算オーバーでも、住宅ローンを組んで家を建てる場合は、月々の返済額はしれているものです。
住設は長く使うものなので、その時の一番良いもの(納得できるもの)を選びましょう。
お気に入りのモノを使う事で、毎日テンションが上がりハッピーな気分を味わう事ができます。
毎日の生活を充実させるコツは、モノに投資をする事だと私は思います。
施工業者とのトラブル
施工業者を決める際には、実績や口コミをしっかり調べて、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
施工業者とのトラブルの多くは、コミュニケーション不足が原因です。
中でも、思い込みと言うのが一番良くない原因の一つです。
その思い込みを無くすためには、細かい所までしっかりと打ち合わせをしなくてはいけません。
我が家でも、最初にオール電化で話を進めていたのにも関わらず、家が建ち出した頃にガス仕様になっていた事が発覚し、急遽、オール電化にやり直してもらった経緯があります。
この様にして、最初に言っていたにも関わらず、担当者が忘れていたり、仕様が違っていたりするので、しっかりと図面を見て間違いないか、その都度確認する事をお勧めします。
相手も人間ですから、忘れていたり間違っていたり勘違いがあったりします。
設施さん、担当営業マンさん、大工さんの共通言語は「図面」です。
ですから「図面」をしっかり把握しておかないと双方の思惑が違って、仕上がった時には時すでに遅しとなってしまうのです。
家作りを考えているあなたは、総監督でありプロディューサーでもあります。
お金の出所もアナタですから、しっかりとした強い意志を持って家作りを楽しんでください。
間取り作成アプリとサイト
視覚的にしっかりとしたイメージを表記させたい場合は、スマホやiPadなどで、「間取り作成アプリ」を使うと、気軽にイメージ作りができるので、非常に便利です。
間取り作りのコツは「水回りはコンパクトにまとめる」事です。
マイホームクラウド
ダウンロードやインストールが不要で、パソコン(Win・Mac)・スマホ・タブレットにも対応した無料の間取り図面作成サービスで、「抜群の機能性」と「操作の手軽さ」を備えています。
1000以上の間取りサンプルや家具や設備、ウォークスルー感覚のWEB内覧などの様々な機能が無料で使えます。
再現間取りメーカー
機能がシンプルなので、感覚的に間取りを作成することができます。
友達へシェアできるなどの機能も備えています。
配置できる家具やパーツは400種類以上用意されています。
間取りTouch+
作成した間取りを保存して、編集まで出来るアプリです。
テキスト入力や、Jpeg形式でメール送信も可能です。
いろいろ試しながら間取り作りを楽しんでください。
まとめ
間取り後悔を防ぐためには、家族でよく話し合い、自分たちのライフスタイルや予算を把握したうえで、間取り設計の参考書や、プロのアドバイスを活用して、後悔のない間取りづくりを実現しましょう。