夫婦で理想のおうちを築く際、コミュニケーションと役割分担が成功の鍵!男女の違いやギャップを乗り越え、共に幸せな家庭を作り上げるための実践的なアプローチやヒントをご紹介します。
- 夫婦のコミュニケーション改善
- 役割分担の明確化
- 寸法や設備の選択に関する共通理解の構築
- 協力体制の確立
夫婦の意見のずれが生まれる傾向と対策
夢見る一軒家のプランを練る中で、夫婦の意見のずれが生まれる傾向と対策について考えてみましょう。
まず、男性は「今、住めたらいいじゃないか」という考え方が一般的で、変化を嫌う傾向があります。
だからこそ、変化を起こさない限り、積極的に動くことはありません。
男性と女性の性質から考える
男性と女性の性質の違いも考慮すると、男性はスペックを重視し、女性はイメージを大切にすると言う傾向にあります。
ですから、住宅展示場に行くと、最新の設備に夢中になる男性と、可愛らしいお家に魅了される女性との間には、時にギャップが生まれます。
外観へのこだわりが強ければ、ハウスメーカーで建てるという希望が遠のくこともあります。
我が家のように、外観に厳しい意見がなければ、間取りにフォーカスすることで解決の糸口が見つかるでしょう。
夫婦のギャップを埋めるためには、いろいろな方向から検討し開かれた心で臨むことが大切です。
一方で、間取りや雰囲気に関しては、女性の感性が大きく発揮される領域です。
メルヘンチックなものから、ホテルライクを目指すものまで様々です。
女性が一日中家にいることを踏まえ、その意見を尊重することが鍵となります。
ここで男性が意見を出すと、ぶつかってしまいます。
男性が寸法を取り、具体的なイメージを提示することで、夫婦のコミュニケーションがスムーズになります。
例えば、キッチンにおけるコンセントの数と高さやそれぞれの位置などです。
女性はイメージだけで話を進めようとするので、そのイメージが現物と合うのかどうかを寸法を取りながらシンデレラフィットを目指して提案をしてあげるのです。
よっぽどセンスのある男性ならまだしも、ほとんどの男性は色彩やデザインなどのセンスに疎いものです。
なので、そこは任せてしまいましょう。
相談されたことで失敗を回避できた洗面鏡
我が家では今、洗面所の鏡を検討中なんですが、先日、妻が気に入った物を見つけたと言うので寸法を聞くとインチ表示だったのです。
インチからセンチに変換して、メジャーを持って洗面所の鏡を据えたい位置の寸法を取ると、あまりにもデカすぎて全く置けないと言う事が判明したのです。
もし相談されていなければ、そのまま購入し、取り付けできないと言う事態に発展していた所でした。
この様にして失敗を避ける為には、一言相談すると言う事が重要となってきます。(ダブルチェックで失敗回避)
対策として、分かりやすくするために「インチ」では無く「センチ」で表示されている商品を選んでもらい、それでもまだ言葉だけでは想像できにくいので、ダンボールを使って実際の寸法から形を作り、実際に取り付けたらどのような感じになるかをシミュレーションしてみました。
これにより、具体的な寸法を確認する事ができる上に、誰が見ても一目瞭然となり、双方が納得するポイントを見つけることができたのです。

(長方形の鏡を据えた場合)

(曲線ミラーを据えた場合)
この様にして、間取り作りでは、ニッチの大きさや位置など確実な寸法取りをせずにイメージだけで突っ走ってしまうと失敗して後悔する事になってしまいます。
例えば壁掛けテレビの配置においても、高すぎてもいけないし、低すぎてもいけません。
「だいたいこの辺」と言う感覚から、メジャーを持って寸法をしっかり測り、全体的に見て上下左右のバランスを確認をしてから取り付ると失敗を防ぐ事ができます。
この様な事柄は男性の役割となります。
理想の家づくりはコミュニケーションを深めることから始まる
夫婦間の意見の相違はあって当たり前です。
それをどう乗り越えるかで結果は変わってくるのです。
手っ取り早く言えば、理想の家作りと言う1つの目標に向かって、それぞれの得意不得意を考えて役割分担を決めて行く事がモメない対策の1つです。
結論としては、思い込みを無くす様にしながら一つ一つをしっかりと確実に把握し、意見を出し合いコミュニケーションを深めることで、より良い住まいが実現されるでしょう。
家作りは家族においては大イベントですので、いかなる時もその瞬間を楽しみながら理想のお家を築いていきましょう。