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AIに奪われにくい職種「宅配業」

AIに奪われにくい業種「宅配」

45歳以上リストラ計画の本当の理由」から、リストラされた人達は「単純労働」に流れていくだろうとお話ししました。

その中で人気となるのが「宅配業」だと思います。
その理由は「AIに奪われにくい業種」だからです。

AIに奪われにくい理由
  • 人海戦術なので超アナログ業界
  • 一度に複数件集配できない
  • 荷受人様は配達員が異国の人だと抵抗を感じる
  • 集荷のUber化は始まっている

宅配業は人海戦術の超アナログ業界

ドローンによって空から宅配の荷物が配達される様子を見た事があると思いますが、国土の広い国では可能でしょうけど、この日本では、荷物を落下させた時点でクレームになる上に、盗まれる可能性が高いことから、日本では普及しないと思います。

それに、エレベーターの無い住宅地においては、階段を駆け上って何件も配達をした上に、配達先で同時に集荷もこなしたり、代金引換と言う臨機応変的な作業が難しいことから「ヒト」でしか出来ない業務なのです。

免許書一枚でメシが食える

運送業は「免許書一枚でメシが食える」ので、何も難しい事ではありません。

運転免許証がなくても、自転車や台車での配達が可能なので、「エコ配」が街中で目立つようになってきました。

運送業は、この様にして手っ取り早く稼ぐ事が出来るのです。

国の対策として、外国人労働者を受け入れるとあっても、荷受人様は配達員が異国の人だと抵抗を感じる事を想像すると、この業界は人気が高まる事になると思うのです。

運送業界は常に人手不足

運送業が常に人手不足の理由は、長い拘束時間と労働に対して賃金が伴わなくて人手不足に陥っているからなのです。

極端に言うと、2人分の仕事を1人でこなしている感じです。

集配には「商業荷物」と「宅配荷物」があって、「商業貨物」は「不在」がないので落ちやすく、「宅配荷物」は不在がちなので効率が悪い傾向にあります。(外国では不在再配達に別料金が加算されます)

その上、お得意様から出荷される荷物を集めて回る「集荷」が絡んできます。

「宅配荷物」の在宅率が高いのは、午前中と夜間に多く、夜間には時間指定の他に、午前中の不在再配達が乗っかってくるのです。

「働き方改革」によって、残業時間の制限が法律で決定されたので、設備投資と人員確保のために、大手運送会社は運賃の値上げをしています。

先日、ZOZOTOWNが、アルバイトの時給を1300円にしたところ、募集に殺到したと言うニュースがあった様に、人手不足といえども、賃金が上がると人員が確保できると言う事が証明されました。

これは外国でも証明されている事実なのです。

人手不足さえ解消されれば、確実に業務が楽になります。

集荷のUber化は始まっている

人員が確保されれば、業務分担が起こります。
大きく分けて配達専門、集荷専門という風に分かれていく事でしょう。

その中でも、集荷のUber化はもう始まっているのです。

 

Uber(ウーバー)とは、自動車配車ウェブサイトで、一般人が自分の空き時間と自家用車を使ってタクシーの様に他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施しています。

 

トラックドライバーは、サイト登録し自己PRをすると、それを見たお客様が指名して荷物の集荷依頼をするというシステムです。

お客様は、インターネット上から近くを走っているドライバーに仕事を依頼する事も出来るし、ドライバーの評価レビューを見て依頼されるお客様もおられる事でしょう。

この様に、会社に所属せずとも、自分のトラック一台で個人事業主として仕事が出来てしまうのです。

この様にしてUber化されると、人気ドライバーに仕事が集まるので高収入につながりやすくなるでしょう。

人気になるには「気遣い」と「愛想」を磨くだけです。

輸送と荷物の仕分けはロボット化されるが。。。

発送された荷物は、自動運転化されたトラックで輸送され、中継点や営業店の荷物の仕分けも、人海戦術ではなくロボット化されますが、 配達員は機械化できにくいのです。

したがって、AIに奪われにくい職種「宅配業」と考えられるのです。

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