個人事業主から30歳半ばで上場企業へと転職ができたから分かる、大企業の良さをあますところなく解説します。
中年になって後悔しない人生を送るためにも20代の就活はすごく大事なのです。
- 内定を考え直す
- 上場企業は定着率が高い
- 副業可能な企業を狙う
自分をしっかり分析し理解する事で就職後の定着率が上がります。
自分をしっかり分析するためにも「メモの魔力」と言う本はお勧めです。

新入社員の3割は3年以内に辞める
時代に関係なく新入社員の3割は3年以内に辞めます。
その理由は何でしょう?
それは、自分の欲求と見合わないからです。
その欲求とは「給料が良く」「休みが多い」ですよね?
間違いなく誰だってそう思います(笑)
だけど、現状は思っていた以上に厳しく思うように行かないものです。
では、なぜそうなるのでしょう?
その理由は「自己分析」をしないまま流れに任せて就職し、時間が経つにつれて「違う」という事に気づいていき、再就職先は前職よりも格下に就職してしまうからです。
そんな失敗から逃れる為には、まずはしっかりと自分と向き合い、目標を定めて「自分」と言う「商品価値」を高めていく事をお勧めします。
物事の全ては「最初が肝心」です。
人生も同じで社会人スタートの時期が一番大事です。
スタートダッシュで良いポジションを取り、就職した後の事までを考える事で後々の人生を優位に立たせる事が出来るのです。
「副業」が当たり前の時代になる
これからの時代は「副業」が当たり前になり、「副業」で稼ぎ「会社」が保険というスタイルがスタンダードになってくるでしょう。
「社畜」を良い意味でうまく利用する方法が、これからの社会を生き抜く最大の戦略だと私は思うのです。
現に、漫才師キングコングの「西野亮廣」さんや、幻冬社の編集長「箕輪厚介」さんがそうであるように、吉本興業や幻冬社という会社に所属しながら、自分の好きな事をして収入を増やして行き、地位を高めているのです。
しかも会社で頂く給料よりも副業で稼ぐ方が収入が多いという事を知っていますか?
この様な生き方をするには、まず「良い会社」を選ぶ事が重要になってきます。
学校などから内定をもらった新入社員が3年以内に辞める理由
会社を辞める理由として
- キャリア成長が望めない 25.5%
- 残業・構想時間の長さ 24.4%
- 待遇の悪さ 18.5%
となっていて、その原因は
- 学校が勧める就職先にとりあえず入社する
- 自分が合ってるか分からないけれどとりあえず入社する
- 人から良いと言われた会社に就職する
というのが多く、原因から分析すると「自分の意思」や「志」がありませんよね?
このように「自分」を十分に理解せず、流れに任せたまま就職すると、時間が経つにつれて「違う」という事に気づいていくのです。
では、就職するにおいて一番の欲求は何でしょう?
それはズバリ!
- 高い給料
- 多い休み
- キャリアアップ
ではないでしょうか?
私の失敗談
実際私も漠然とした考えしか持たず就職したのです。
「手に職を持てば食いっぱぐれがない」と言う教えの元、
将来は親の仕事(鉄工所)を継ぐつもりで丁稚奉公に行きました。
参考記事 : プロフィール
その裏では、当時の趣味であった波乗り(サーフィン)を続けたくて、企業に就職すると自由に海へ行けないという間違った考えがあったのです。
当時は若かったので「仕事」よりも「遊び」を優先したくて「遊び」と言う欲求に勝てなかったのです。
そんなある日、同級生と給料を比較したら、あまりにも自分の給料の低さに情けなかった事を覚えています。
しかも、同級生達は当時企業が導入し始めた週休二日制。
私の休みは日曜日だけという、今では考えられない待遇の悪さだったのです。
結果的に、2年ほどで町工場(鉄工所)を辞めてしまいました。
この様にして人は他人と比較して優位に立ちたいという欲求が生まれてきます。
私はスタートダッシュが間違ったために、後々しんどい思いが続きました。
そして今になって、上場企業に就職してよかったと実感しているのです。
それは色々な意味で守られているからです。
あなたも昔の私みたいに格差のある辛い思いをしたいですか?
それとも人より少しでも優位に立てるチャンスを手にしたいですか?
最低でも「人並」みが欲しいところですよね?
「しんどい」「辛い」は歳を重ねるごとに天秤の比重が重たくなってくるのです。
そう言う観点から「若さ」と言うのは最大の武器です。
その武器はかろうじて30歳まで使えますが、30歳を過ぎると「資格」や「技術」を持っていても就職先を探す事が困難になり、格下の所しか行けなくなるのです。
私は、今の会社の面接に二回も応募して採用されました。
今でも上司からは「何で二回も面接に来てん?」と言われますが、それだけ価値があると感じたからです。
環境で人付き合いも変わります。
環境で自分も変わるのです。
だからこそ「優先順位」を間違ってはいけないのです!
統計から見てみる
統計として、従業員規模が多くなるにつれて離職率は下がるという事が分かっています。
新卒3年目までの離職率
- 5人未満 約6割
- 5-29人未満 約5割
- 30-99人未満 約4割
- 100-499人未満 約3割強
- 500-999人未満 約3割
- 1000年以上 約2割
現在の私は大手運送会社に勤めていますが、上場企業の待遇の良さが心地良いので、新卒・第二新卒・即卒の方にも非常にお勧めしたいのです。
- 新卒 : 専門学校・高校・大学を今年度中に卒業する学生を表します。
- 第二新卒 : 学校を卒業して一旦就職したが、短期間(主に1年未満から3年)のうちに転職を志す人
- 即卒 : 大学・大学院・専修学校・短期大学などの高等教育課程を修了・卒業し、正規職員として職歴がない求職者
新卒・第二新卒・既卒者はなぜ上場企業を狙うべきなのか
なぜなら
- 休みが多い
- 給料が良い
- 福利厚生が充実している
という企業を狙いやすいからです。
特にこれからは「働き方改革」で、残業時間に制限がかけられ、働きやすい環境を目指すべく国が企業方針を定めました。
残業の上限は、まず原則として「月45時間、年360時間」と明記しており、繁忙期などに臨時に超える必要がある場合でも、45時間を超えて働かせられるのは年に6カ月までとし、年間上限は720時間以内としているのです。
こうした上限を超えて働かせた企業には、6カ月以下の懲役か30万円以下の罰金が科されます。
また大企業を対象に、月50時間を超える時間外労働賃金の割増率を50%とする労働基準法の規定がすでに適用されているのです。
このように「国」が定めている以上、逆らうわけには行きません。
しかも、上場企業と言うものは、投資家さんからお金を投資してもらって会社を運営しているので、投資家さんたちへの面子(メンツ)を保たなければいけないから下手な事は出来ないのです。
そして何よりも企業は、磨けば光る鉱石(若い人)を求めているのです。
身近な体験としてはローンを組みやすい事
車や家などの大きな買い物をする時は、銀行などからお金を借りてローンを組みます。
その時に、お金を貸す側としては、お金を返してもらえる根拠が欲しいのです。
そりゃそうですよね?
全く何も知らない他人様になんの保証もなくお金を貸す人なんていませんよね?
お金を貸すためには「信用」できるものがあり「支払い能力がある人」に貸すのです。
返済時には「ボーナス」」と言うものが有効打を生むのです。
日々の業務のカラクリから考えてみる
あなたは大手運送会社に勤務していると考えて下さい。
ご存知の通り、運送会社は荷物を運んでナンボの仕事です。
さて、ここにお米30kgの袋が50個あるとしましょう。
この重たい米袋の荷物をあなたが運ばないといけません。
そんな荷物をを自分が運びたいと思いますか?
できる事なら誰かに行って欲しいと思う事でしょう。
大手企業に勤めているあなたは効率よくさばく(稼ぐ)為に下請け業者に頼もうと思いました。
下請け業者の方は快く引き受けてくれたのであなたが運ばなくてよくなったのです。
だけど、下請け業者は重たい荷物を持って帰ってきたものの、やはり自分たちも嫌だなぁと思い、孫請け業者に頼む事にしました。
結局、この重たい米袋の荷物は孫請け業者の人が配達したのです。
元請けから下請けへ、下請けから孫請けへ仕事が移動した事により運賃も下がります。
みんなそれぞれ利益が欲しいので運賃からピンハネするのです。
このようにして、売上という運賃が下がる事によって、従業員の給料が下がっていくのです。
もし、下請けや孫請けが元請け会社と同じくらいの給料が欲しければ、たくさんの仕事をこなさなくてはいけません。
その結果、しんどい思い(残業や休日出勤など)をして給料が少ないという事になるのです。
逆に、しんどくてもそれなりに給料が高ければ我慢できるというものです。
現に私の会社にいる30代のドライバーは、同世代でこんなに給料をくれる所は無いと言っているのですから。(休みが完全に保証されている)
これは業者間のやりとりだけではなく、社内業務(事務作業など)でも起こります。
嫌な仕事や面倒な仕事は隣の部署に回したりするのです。
人は苦痛から逃れたい上に責任も逃れたいのです。
ならば、元請け業者(大手運送会社)に勤務している方が楽だと思いませんか?
嫌な仕事から逃げれる確率が高くなるのですから。
これが大手企業に勤めて欲しいという事なのです。
仕事というものは、こう言った事が毎日続きます。
「働き方改革」から考えてみる
このような事から先程の「働き方改革」に沿って考えてみます。
国が定めた「働き方」に対し、従っていない企業を探そうとします。
従っていない事がマスコミに流れると見せしめになるので企業としては避けたい所です。
特に大企業は目立つのためターゲットにされやすいので、それから逃れるために「残業せずに早く帰れ」となります。
現に我が社も「早く帰れ」と口うるさく言われます。
従業員を早く帰らせるために、面倒な業務は下請けや孫請けに流れていくのです。
結果的に下請けや孫請けはしんどい思いをさせられるのです。
大型連休とボーナス
ゴールデンウィークにお盆休み、正月休みとあって、有休を上手に組み合わせて人より多い休みを取ることが出来ます。
このような連休を利用して海外に出かけたりするのです。
しかも、そう言ったお休みの前にボーナスが支給されるのですから使えるお金も増えますよね。
テレビニュースで見るように海外脱出組に入りたいと思いませんか?
是非ともそんな事ができる企業に就職しましょうよ!
若い20代だからこそ出来るのです。
頑張りは一瞬の期間です。
まずは夏と冬に頂けるボーナスで実感してみてください。
きっと感覚が変わるはずです。
将来の方が長いのですから少し頑張って将来に対する選択肢を広げる方が有利だと思いませんか?
ちなみに「再就職」となると選択肢は狭まるわ、給料や休みは少ないわと下がるしか無いのです。
副業や独立を考えるのは就職後で良い
この様にしてしっかりとした土台を固めながら、自分なりの稼ぎ方を見つけていくのです。
副業を容認している会社が多いのは、生活を保障できなくなるかもしれないから自分たちでも稼げる様になっていてねという会社側からの優しさだと思うのです。
だから私達もその辺りを上手に利用するべきなのです。
ここで重要なのは「会社に頼り切る」と言う事は危険だと言う事です。
最終的には「自分の事は自分で守る」しかないのですから。
ちなみに私が木箱梱包業を独立開業した理由の一つは、元請依頼の多い業務だったからで、元請業務だからこそ利益が取りやすいのです。