ワークマン【7564】と言えば作業服屋さんですよね?
その作業服屋さんにプチ渋滞が起こっていたのです。
臨時駐車場と言う取ってつけた様な看板を立てて、しかもガードマンまで添えての繁盛ぶりに驚きました。
なんぼ新規オープンって言うたかて、臨時駐車場にガードマンが出る作業服屋さんってある? 。。。。ってあったわ!(笑)
いや、いや、そんな感じで信じられないくらいだったのです。
なぜ作業服屋さんに、そんなたくさんの人が押し寄せてくるのだろう? と思って調べると、SNSからのリサーチで業界を伸ばしていくヒントを掴んだというのです。
やはり「SNS」が物を言う時代ですね。
SNSからの情報源は貴重である
ワークマン【7564】は、2015年ごろから、作業服だけではやがて限界が来るかもしれないと思い、新たな販促先(需要)を求めて自社ブランド商品の開発に力を入れる様になりました。
東北の農家が農作業時の防寒用に身に着ける、防水をうたった作業服として
「AEGIS(イージス)」というブランドを立ち上げました。
イージスシリーズは3900~5800円と非常に手ごろな価格です。
最初は黒色などの地味な色ばかりを作っていましたが、ある日から、明るいライムグリーンの作業服を売り出したところ、目立った売り上げを上げるようになったのです。
その原因を探ると、SNSやブログ上で「バイク用に着ると、温かい」「アウトドアで着ても、オシャレ」「(音楽系の)フェスの雨対策に使える」など、作業服ユーザーとはまったく違った、一般の男女による呟きからの口コミが拡散されている事に気がついたのです。
そこで、作業服ユーザーでは無い一般客や女性客にも需要があるのでは無いかと考え、 商品の「見せ方」を変えて、別業態の店舗で売り出した事がヒットを生んだのです。
値段は、ファストファッションよりも安く、驚きの高機能ウエアがが武器で、新商品の、DIAMAGIC DIRECT(R)(ディアマジックダイレクト)防風防寒ジャンパー[冬2] 2,900円がコストパフォーマンス的にも良い様です。
その理由は
- 暴風防寒仕上げでセンターのジッパーから入る隙間風も止める
- 裏地はブラケット(モーフ)仕上げで保温性が高くあったかい
- 雨が降ったら水を弾き、汗をかいたら湿気を逃す機能が高い
こういった理由から、都市生活者のニーズと作業服ユーザーのニーズがマッチしている事から爆発的な人気となっている様です。
強敵「デカトロン」現る!
そんな中、フランス発で世界最大のスポーツ用品店「デカトロン」が2019.3月末に兵庫県西宮市に日本初上陸したのです。
今、この「ワークマンvsデカトロン」の戦いが「ガイアの夜明け」でも取り上げられるくらい注目度が高まっているのです。
ワークマンは日本ブランドらしく縫製仕様の品質が高いく、ステッチの歪みもありませんし、糸の始末もきちんとされていますが、デカトロンは外資ブランドにありがちな縫製仕様の品質が低めです。
株価が爆上がり!
そんな相乗効果もあってか、ワークマン【7564】の株価が爆上りしているのです。
爆上がりしているのは株価だけではありません。
売上高も、営業利益も、経常利益も、当期利益も伸び方が半端無いのです。




ちょ。。。超優良企業じゃ無いですかぁ!
もっと早く情報を仕入れとけば株で一発儲けられたのに。。。(苦笑)
この様にして、SNSからヒット要因を見出し、見せ方を変えるだけで新規顧客を囲い込む事が出来た成功事例がワークマン【7564】です。
なので、経営者はもちろんの事、サラリーマンであってもSNSを駆使して情報を味方につけて、人よりも一歩先に進みたいものです。