ほとんどのメールが見逃される中、どの様にして人の心をつかみ動かして行くのかを分かりやすく解説している本です。特に、「追伸」が重要で、メールは「追伸」である下から書いて行くというテクニックに眼から鱗でした。
ヒトはどの様にしたら動いてくれるのか?
「指示」や「命令」では無く、自らの意思で動いてもらう方法の解説本です。
「まえがき」を読むだけで十分この本を読む価値があり、内容が「まえがき」に凝縮されていると言っても過言では無く、本文は解説とテクニックについて書かれています。
本を読む時間がない人は、移動時間などに「Audible」で耳から読書をしてみてはいかがでしょうか?
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要点 ポイント解説
文章のたった一つの目的は「今すぐ人を行動させること」です。
文章はただ書くだけではなく、読んだ相手の心を動かし想像力を使ってもらうために書きましょう。
文章を読んで人が行動に移すための構成は、
読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす
という流れになっています。
この本から得られるものは?
人を動かすと言う事は、まず相手を知ることから始まります。
なので、相手の事を徹底的にリサーチし、読み手の心を読み、相手の心に寄り添う事が最も大切です。
「自分が何を伝えたいか」ではなく「この文章を読んだ時、相手にどんな行動をとって欲しいか」で考えましょう。
人を動かすのは「論理」ではなく「感情」です。
その感情を動かすことができる文章とは「話しかけるように書くこと」がポイントになります。
人を動かす7つのトリガー
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク勘定
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
この様に「人間の心理」を突いた文章を書く事ができると、相手の印象に残す事ができます。
相手の心を揺さぶる文章のテンプレート 5つのテクニック
- 書き出しはポジティブに
- 何度も繰り返す(同じ意味でも違うキーワードで)
- 話しかけるように書く
- 上げて下げてまた上げる (ドラマを作る)
- 追伸をつける
最後の「追伸をつける」においての解説では、この何気ない「追伸」が実は最も重要な役割を持っていて、しかも読み手は、この「追伸」が最も印象に残っていると言うデータも出ています。
こう言うことからメールは下から順番に書こうと言う解説があり、これは非常に眼から鱗のテクニックでした。
まとめ
この本を読んで、人を動かす文章が描ける様になると、社内的にも、商売的にも対ヒトに対して好循環が生まれるために、人々から可愛がられて、その結果、出世や利益をもたらしてくれると言う「技術」を学びました。